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部活動と勉強の両立


部活動と勉強は、どちらも中学生にとって大切な活動です。

 中学生にとって、部活動と勉強は、車の両輪のようなものです。車が片輪だけでは走れないように、元気のいい中学生にとって、どちらも不可欠なものといってよいと思います。

 中学生の部活動は、小学校のクラブ活動と異なり、子どもたちが、はじめて先輩・後輩という関係を強く意識する場です。その関係の中で、大いに社会性を高めることが出来るといえます。また、有り余るエネルギーの発散の場としても、大きな役割を果たしています。

 他にも、様々な効用がありますが、本質的に、部活動は、成長期の子どもたちにふさわしい活動の場になっています。ですから、勉強が出来なくなるからという理由で、部活動をやめさせることは基本的に賛成出来ません。多くの場合、子どもたちのやる気をそぐことがほとんどです。

 ただし、運動部の場合、指導者の先生によって子どもたちの負担が大きく変わるのも事実です。県大会や全国大会レベルの部活であれば、残念ながら学習面への影響も大きいと言わざるを得ません。その影響の程度やお子さんの状況によっては、転部等の判断も必要かもしれません。

 ですが、一番お伝えしたいことは、その負担度は、部活動の厳しさよりも、子ども一人ひとりの体力のタイプに大きく左右されるということです。体力のある・なしではありません。あくまでも体力のタイプです。なぜかというと、疲れをためることが出来るタイプ(持久力型)と、疲れをためることが出来ないタイプ(瞬発力型)で、家庭に帰った時に残っている体力が全く異なるからです。

 もし、お子さんが、疲れをためることが出来るタイプなら、要注意です。疲労を蓄積することが出来るので、部活動中に無理をすることが出来ます。そのため、家へ帰ってきたときには、勉強をする気力も体力も残ってないことがほとんどです。

 逆に、疲労をため込むことが出来ない瞬発力のあるタイプは、練習中にうまくインターバルをとっている(決してサボっているわけではありません。体の仕組みがそうなっているのです。)ので、案外、疲労度が小さかったりします。

 さきほど書いている通り、部活動の厳しさは指導者の先生によって変わり、また、年度によっても変わるので、親が考えるほど部活動の負担をコントロールすることは出来ませんが、子どもたちの体力のタイプを考えて部活動選びのアドバイスをすることには、一考の余地があるかもしれません。

2005/9/1

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