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手で覚える


手で覚えなさいとよく言われますが、それは真実です。

 英単語などを、「手で覚えなさい」と言われることがあります。よく聞く言葉ですが、手に脳はありませんから、少し不思議な気もします。しかし、これは全くの真実です。

 よく、中学生に「アメリカ人」と英語で書いてというと、A・m・e・r・i・c・a・nと考えながら書きます。(ニュアンスは伝わりましたか?)頭の中で、アルファベットを一つひとつ思い出しながら書いています。

 同じ子に、「学校」と漢字で書いてもらうと、すぐに書いてしまうと思います。反射的に書いているといってもよいでしょう。「がく」の下は子になっていて、「こう」の左は木だからなどと考えたりはしていないはずです。

 この「学校」のように私たちがほとんど意識することなく書くことが出来る状態を、「手が覚える」という言葉で表しています。英語も日本語と同様に「言葉」ですから、「学校」という語と同様に反射的に書けるレベルまで練習して、初めて身についたといえます。

 勉強の仕方も大切ですが、どんなに良い方法で学習しても、また、どんなに良い問題集を使おうと、わずかな練習量では身につけることは出来ません。手で覚える(きちんと身につける)ためには、こつこつと書いて練習するしかないと思います。

2006/7/7

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