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目標を持つことの大切さ


何のために勉強をするのでしょうか?

 「何のために勉強をするのですか。」と聞かれて、どう答えればよいでしょうか。時と場合に応じていろいろな答えがあると思いますが、その一つとして、「将来に渡って、自分自身がいきいきと生きていくため。」というのはどうでしょうか。そして、その「いきいきと生きる」ために必要なことが目標となります。

 まず、子どもたちに、自分がいきいきと生きるということをイメージさせてみて下さい。ただ、頭の中で考えるのではなく、紙に書くことで、自分でも気付かなかった「自分の幸せの形」が見えてくるのではないでしょうか。そうすると、自分のやりたいことややりたい仕事[目標]が浮かび上がってきます。

 やりたいことややりたい仕事が見えてきたら、その事に関する情報をたくさん集めます。なぜなら情報が足りないと、正しい判断が出来ないからです。たとえば、獣医になりたい中学生は山ほどいますが、獣医学部の偏差値が医学部に準じる高さだと知っている子はほとんどいません。知っていたら、真ん中くらいの成績で平然とはしていられないはずです。

 情報が集まったら、それを元に、どうすればよいのかを、自分の頭で考えさせます。自分で見つけた答え[目標]のためなら、行動できるからです。逆にいえば、他者から与えられた目標のためには、行動できないということです。ことわざにある通り、「馬を水辺につれていけても水を飲ませることはできない。」からです。

 大きな目標(将来どんなことをしたいか)が決まったら、小さな目標(具体的な目標)も決めるといいでしょう。小さな目標は、どう行動すればよいかが、より明確になって、日々の行動にメリハリをつけてくれます。

 具体的な目標を持つことが、ただちに行動につながります。一生懸命頑張っている人(行動している人)には、目の前の目標があります。想像してみて下さい。学校内で、本気で1番になりたいと思ったら、その瞬間からその子の行動が変わる気がしませんか。もし、心の底から1番になりたいと思ったら、それだけで行動がきっと変わるでしょう。だからこそ目標を持つことに大きな意味があります。

 話は変わりますが、学校での順位が200人中15番というのは、良い順位でしょうか。残念な順位でしょうか。

 それも、目標次第です。10番内に入ると決めて頑張っていたのなら残念な結果ですが、50番以内が目標なら、とても良い結果です。目標をきめているからこそ、達成の喜びもあれば、未達成のときの反省も生まれます。なんとなく手に入れた結果とは、大きな違いです。

 目標を持つことで、行動力が生まれる。目標を持つことで、達成の喜びを味わうことが出来る。目標を持つことで、未達成のときはきちんと反省して、次の行動につなげることが出来る。正しく目標を作ることが出来れば、いいことがいっぱいありそうです。

2005/6/10

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