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筆算を書いていますか


ノートの中に、必ず筆算と途中式を書くこと。
頭の中で、たくさんの計算を一度にしないこと。

 お子さんの算数または数学のノートを見てください。筆算や方程式の途中式は、どのように書かれているでしょうか。もしかすると全く書かれていないかもしれません。たしかに、算数や数学の先生でも暗算を奨励される方がいらっしゃるのは事実です。ですが、暗算には致命的な欠点があります。

 それは頭が疲れやすいということです。

 たとえば、

2(X+1) =−5X+16

くらいの方程式であれば、中1生の多くの子が暗算可能です。ですから、いきなり X=2 と正解を出すことが出来ます。ですが、一問解いただけで頭が疲れます。それは、その答えを出すために、いくつかの数字を頭の中で覚えておかなければならないからです。同じ問題でも、

途中式

というように順序立てて解けば、面倒だとは感じません。それは、ほとんど記憶のためのエネルギーを使ってないからです。残念ながら子供たちは、手を動かすより頭の中を使う方が楽だと錯覚していますが、実際には脳も大量のエネルギーを使うので、途中式や筆算をこまめに書いた方がはるかに楽に解くことができます。

 暗算で方程式を解くのは、息継ぎをしないで50メートル泳ごうとしているようなものです。途中式を細かく書けば疲れも少ないので、学習時間を長く取ることも出来るようになります。学習時間を長く取れるようになると、当然学力もアップします。

2004/11/07

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