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適切な問題集を使っていますか


問題集選びは、以下の5つのルールに従うこと。
選んだ問題集を、ノートへ何回も練習すること。(中学生のみ)

 案外、軽視されがちですが、子供に「どんな問題をさせるのか」ということは、学力のレベルアップを目指す上でとても大切です。限定的にいえば、「どの問題集を買うべきか」と考えてもよいでしょう。多くのお母さんが、良い先生選びに奔走しますが、それよりも確実に良し悪しが判定できる家庭学習用の問題集こそ、お母さんが正しく選んであげたいところです。

 私の勧める問題集の選び方

1.教科書レベルであること。
2.解答と解説が詳しいこと。
3.本人の学力に合っていること。
4.記号の選択問題が少ないこと。
5.薄くてやり遂げやすいこと。

この五つのルールを解説すると、

1の教科書レベルであることについて
普通の書店に並んでいる問題集は、私立受験対応のものが多いので、公立学校の生徒は、解き方を全く習っていない問題も多く含まれています。子供たちは、習っていなくても平気で解こうとするので、とても無駄の多い勉強をすることになります。ですから、教科書レベルであることが、家庭学習用の問題集としては、必須条件となります。

2の解答と解説が詳しいことについて
これは、家庭学習用の問題集としてはゆずれない項目です。家庭で一人で勉強している時は、わからない問題を誰かに聞くことは出来ないので、問題集選びの基準として、強く意識してください。

3の本人の学力に合っていることについて
なかなか判断のつきにくいことですが、実際に問題集を購入して使い始めた時に、多くのページで正答率が5割を下回るようなら、その問題集は一旦保留にして、もう少し簡単な問題集への買い替えをお勧めします。学習内容の定着を図るという家庭学習の目的からすると、7〜8割は、スムーズに解けるものが良いです。

4の記号の選択問題が少ないことについて
記号の選択問題は、入試問題の切り貼りの問題集に多いスタイルですが、テスト向けの形式ですので、学力診断を効率良く行うには、適していますが、知識や考え方を身につけるための勉強には不向きです。しっかりと言葉を書かなければならない問題集の方が、用語や漢字を正確に覚えるには、大いに有効です。

5の薄くてやり遂げやすいことについて
これが一番大切かもしれません。実は、問題集は繰り返し解くことで、理解が進みます。同じ問題に繰り返し取り組むことで、その問題の意図や落し穴がはっきり見えるようになるからです。この定理が頭に入っていないと解けないなとか、ここで引っ掛けようとしているなというように出題の狙いが分かれば、そうそうミスはしなくなるものです。子供たちは、一度解いた問題集を、もう一度解くことを嫌がりますが、残念ながら一度解いたくらいで出来るようにはなっていません。ノートへ2度3度と解く(中学生のみ、小学生は書き込み式がよいでしょう。)ことで、学力の定着度も高まります。だからこそ、達成感の得やすい薄い問題集がよいのです。

2004/11/07

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