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学習塾には、いつから通わせればよいですか?


本人が行きたいと言いはじめた時がベストタイミングです。

 塾は、必ず通わせなければならない場ではありませんし、お子さんの能力や家庭での学習習慣により全くのケースバイケースですが、いくつかの基準を書いてみます。(私学受験は、別です。)

 一番の基本は、子供自身が塾に行きたいと言ったときが、最高のタイミングです。小5または小6くらいでそのように言ってくれれば、それが一番良いと思います。なんといっても、本人がやる気になっているわけですから。ただし、この方法の一番の弱点は、性格や友達関係などのこともあり、いつまでも自ら行くと言わない子もいます。そのまま学力不足が深刻になってからだと、残念ながら学力的にも、精神的にも手遅れになる場合があります。

 また、お子さんが、学校の授業がわからないと言いはじめたときには、少し遅いといってよいと思います。なぜなら、子供たちが、自分で授業についていけてないと感じるのは、よほど授業が理解出来てない場合がほとんどだからです。そういう意味では、「学校の授業がわからない。」と言いはじめたら、即座に塾に通う、もしくは、家庭での学習をきちんとさせるなどの行動に出たほうがよいと思います。

 学力に関してだけいえば、学校の成績表やテストだけでは、判断できない(特に、小学生)というのが正直なところです。できれば、大勢の子が受験するテスト業者のテストを受験させて客観的な学力を測っておきたいところです。(テストだけの受験が可能な塾もたくさんあります。)これらのテストで、偏差値55以上なら、学校の授業に良好に参加出来ていると考えてよいと思います。逆にいえば、偏差値55未満なら、その程度にもよりますが、もう少し頑張ったほうがよいといえます。

 小学校の低学年(小1〜3年生)は、別の考え方も必要です。小学校の低学年は、お母さんがある程度こまめに見てあげれば、特殊なニーズ(私学受験)がない限り、塾に行く必要はないと思いますが、この時期の学習内容は大切なことばかりですので、計算が不正確で時間がかかるとか、漢字をあまり覚えていないようであれば、プロの診断や指導を受けることを考えてもよいと思います。

 教える側からいえば、塾に来るのは、早ければ早いほど良いといえます。なぜなら、九九の出来ない子にわり算を教えることは出来ないからです。学習内容は、積み上げる形になっていますから、以前の内容でつまずきがあれば、次の内容は理解させにくいのです。ですから、早ければ早いほど、かけた時間の割に効果が出やすく、遅ければ遅いほど、かけた時間の割に効果が出にくいのです。

 学習内容の観点でいうと、算数が難しくなる小学5年生は、塾でのサポートがあると落ちこぼれずに済む子も多いと思います。多くの子が、小5から、算数がわからなくなったというのが現実です。ですから、小5生からの塾通いは、一つの目安になると思います。また、小学校内容の総仕上げをしておきたい小6もおすすめです。

 最後に、忘れてはならないのが、塾に行かせない方が良い場合です。

 一つは、小学校に入学する前です。先行学習で楽をさせてあげたい気持ちは理解出来ますが、大きくなってからの学習意欲に大きな影響を与える興味や関心が育つまえに、知識の伝達を先行させるのはあまりすすめられません。(一流のプロの指導なら別ですが。)

 もう一つは、性格が塾に向いてない子です。予習塾で学校より先に学習し、学校の勉強がいい加減になる子や、あとで復習塾で頑張ればいいからと、学校の勉強を手を抜く子です。このような子は、せっかく塾に通って多くの時間をかけても、実際に勉強している時間が短いので、時間とお金の無駄遣いになります。塾や学校からの報告で、授業態度が悪い、または、宿題がきちんと出来ていないなどと言われたら、まずは、学校での勉強をきちんとするようにした方が良いと思います。

2005/02/10

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