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「人事も経理も中国へ」
から学んだこと


 当初、このコラムはNHKスペシャルの「人事も経理も中国へ」という番組を、多くの方に見ていただきたいと考えて、再放送の枠を紹介するために書いたものでした。ところが、検索でこのページを訪れていただく方が多かった(アクセスアナライザーというもので、各ページを訪問していただいた方の人数を知ることが出来ます。)ので、タイトルと内容を変更して残すことにしました。

 この「人事も経理も中国へ」という番組は、以前に書いたコラムの「子供たちの未来」の中で私がお伝えしたいと考えていることを、わかりやすく伝えてくれる内容でした。よろしければ、この「子供たちの未来」もご覧下さい。

 私の知り合いの一人は、この番組を見て、「こんな世の中が本当にくるのだろうか。」という感想を持ったくらいですので、ホワイトカラーである人事部や経理部の仕事が、どんどん中国に渡っていくということは、にわかには信じられないかもしれません。

 信じられないという気持ちは、実際に番組中で、自分の仕事の40%が中国に渡り退職することになった経理部の女性の言葉からも納得がいきます。彼女は、1ヵ月前まで、会社を去っていく同僚を見ても、まさか、自分にも同じことが起こるとは考えていなかったのです。業務をどんどん中国へ移管する会社の内部に身を置いていてすら、自分や自分の仕事は関係ないと感じていたくらいなので、多くの人が自分には無縁の事と受け止めてもやむを得ないと思います。

 ここに、この問題の恐ろしさがあります。急速に日本社会が変化しているにも関わらず日常生活の中での変化は小さいので、多くの人が変化に気付くことなく日々を過ごしてしまいます。そして、自分の身に、いざ困難が降りかかってきた時には、他の選択肢が無い状況に追い込まれています。

 このコラムから、少しでも早く社会の変化に気付いていただけると良いのですが。社会の変化に他の人よりも、ほんの少しでも先に気付いて準備を始めることが出来れば、その分だけリスクを減らすことが出来ると思います。

2007/09/27

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