目次へ

土星の観察は、今がチャンスです。
(紹介しているチャンスの時期は
終わりましたが、今後の参考の
ためにコラムを残しています。)


 女の子や多くのお母さんは、あまり天体に興味がないかもしれません。なぜかというと、中3生に天体の授業をすると、女の子のほとんどがリングのある惑星の名前を言えないからです。中3生にもなってリングがある惑星(土星)があることすら知らないというのは、少し不思議なくらいですが、やはり興味・関心の方向が男の子とは異なっているということでしょう。

 ですから、今回のコラムは男の子のお子さんがいるご家庭向けになるかもしれませんが、今(2007年の1月からしばらくの間)は、土星観測に大きなチャンスです。お子さんが天体望遠鏡を持っているなら、今、使うのが最も良いです。

 なぜかというと、2009年になるとちょうど土星の輪を真横から見る場所に地球があるので、土星の輪(リング)が見えなくなるからです。

 もし、お子さんが、ケンちゃんと同じ小学3年生なら、本格的に天体に興味を持つ時期の小5生の頃に土星を見ても、ただ丸く見えるだけになってしまいます。天体望遠鏡をせっかく買っても、土星の輪が見えないと、その魅力が半減してしまうと思います。ケンちゃんは、この冬にはじめて土星を見て、「神秘的だ。」と驚いていました。

 今の時期は、土星が夜の8時頃に東の空から昇ってきます。ある程度高度が高くならないと見つけにくいので、1月中だと夜の10時以降が観察に適しています。そのため、小学生には少し負担が大きいかもしれませんが、徐々に早い時間帯でも見えるようになってきます。東の空では、かなり目立つ星なので全天で星が10個くらいしか見えないような町中でも、天気さえ良ければ、はっきり見えると思います。

 土星やその他の惑星の見える時期や位置を正確に確認したい場合は、国立天文台…「今日のほしぞら」のページをご覧下さい。

 今回のコラムは、あまり一般的な話題ではありませんが、天体望遠鏡のあるご家庭で役立てていただければと思います。あと、ケンちゃんの天体望遠鏡の購入の経緯を「天体望遠鏡の選び方」として書いているので、これから天体望遠鏡を購入される場合は、参考にしてみて下さい。(専門用語を多少使っています。)  

2007/01/11

次へ
目次へ