目次へ

ケンちゃんに身につけてもらいたい能力


 学習塾という場は、学力を上げることが至上命令のようなところです。私は、そういう場で算数や数学を教えるということをしているので、余計にそれ以外の部分の大切さに気付かされます。

 例えば、学校のように道徳という科目があったり、意欲・興味関心・積極性などが内申点として評価される場では、かしこい子は内申点を下げられないように上手く振舞っています。

 ところが、塾では、そのような評価基準がない(全くないわけではありませんが、親・子ともに塾におけるその観点の評価に関心がほとんどないので。)ために、子供たちは無防備な自分をさらけ出しています。そのため、かしこい子でも弱点が丸見えになります。

 学習塾ですので、素行不良な子や椅子に座っていられないような子はいません。表面上は、全ての子がまじめに勉強をしているように見えると思います。でも、案外その方が個々の性質はにじみ出てくると思います。そのような場で、じっくり子供たちを観察していると、社会性の高い・低いがよく分かります。

 お母さん方にも納得していただけると思いますが、社会に出て幸せに活動出来る方は、社会性の高い方であることがほとんどです。どんなに頭が良くても、社会性やコミュニケーション能力が低いと、多くの職場で苦労せざるを得ません。おそらく、チームワークを必要としない一部の研究職や技術職以外では、働きづらいのではないでしょうか。

 そういう理由で、子供たちへ社会性を高めることの大切さを、様々な機会を通じて伝えたいと考えています。ただし、学習塾への期待は学力を上げることですので、ストレートに伝えることはあまりありません。(まあ、直接的に話して伝わることとも思えませんが^^;。)

 ですが、私自身が、社会性の大切さを充分に理解して、子供たちの前に立つことが大切であると考えています。

 同様に、私がケンちゃんに最も身につけてもらいたい能力も、実は学力ではなく、社会性です。社交的で、多くの人と友達になれる、仲良くなれる、そのような大人になってもらいたいと思っています。

 ケンちゃんの学習日誌を見ていただいている方々は、ケンちゃんは毎日の勉強が大変だと思われているかもしれませんが、勉強は、あくまでもケンちゃんのより大きな成長のための栄養の一つです。将来、ケンちゃんが高い社会性を身につけた一人前の社会人になってくれれば良いのですが^^。

2007/01/26

次へ
目次へ