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言葉に対する感度


 たまたま、ケンちゃんママと世間話をしていた時に、私が、「お母さんは、ショウサンのないことは、しない性質だから・・・。」と話していると、そばでうとうとしていたはずのケンちゃんが、むっくりと起き上がり、「ショウサンってどういう意味?」と聞いてきました。

 本人と直接話していたわけでもないのに、ショウサンという言葉に敏感に反応したので、とても驚きました。それと同時に、言葉に対する感度の良さが伝わってきて嬉しく思いました。

 会話の流れの中で、自分の知らない語句に敏感に反応する感性は、国語力アップに不可欠の資質だと思います。これが先天的なものか、後天的なものかは、専門家ではないので分かりませんが、私自身は、日頃から、ケンちゃんにそのような力が身に付くように心がけてきたことは間違いありません。ですから、ショウサン(勝算)という未知の言葉に対するケンちゃんの敏感な反応がとても嬉しかったわけです。

 では、ケンちゃんに、そのような能力が身につくために、私がどのようなことを心がけてきたのかというと、一つは、言葉を大切にするということです。家族の中の会話ですから、あまり正確に言葉を使わなくても大抵のことは通じますが、出来るだけ、具体的な言葉によるコミュニケーションを大切にしてきたということです。

 もう一つは、私自身が言葉に対する感度を高く持ち続けていることを、ケンちゃんに見せるということです。テレビや雑誌などで知らない言葉が出てきたら即座に調べたり、意味の曖昧な言葉を勝手な想像で説明せずに、きちんと確認するということをケンちゃんの目の前でします。日頃から、私がそのように行動することで、ケンちゃんの言葉に対する感度が高まることを期待したわけです。

 そういえば、ケンちゃんが幼稚園に通っていたころは、虫の名前や、動物の名前も生き物図鑑で、よく調べたものです。これらも長い目で見れば、ケンちゃんが言葉に敏感になることに役立っていたかもしれません。

 実は、次の日にケンちゃんにショウサンの意味を聞いてみると、全く覚えていませんでした。自分が、ショウサンの意味を聞いたことすらも覚えていませんでした。そして、もう一度ショウサンの意味を私に尋ねましたが、私が教えないでいたら、そのまま気にも留めずに遊んでいました。単なる言葉としての「ショウサン」には興味がないようです。このことからも、会話の意味が汲み取れなくなるキーワードとしての「ショウサン」に反応したのだということが分かります。

 まあ、いずれにせよ、この調子で言葉に対する感度の高さを磨いていけると良いと考えています。ただし、へ理屈をこねまわさないように注意することも多いですが^^;。  

2007/03/29

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