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計算が速いと、とてもお得です。


 今、仮に60問の計算問題(3けた×3けた、3けた÷2けたなど)を解くのに、60分かかる小学5年生になったばかりのB君がいるとします。

 他方で、同じ60問をA君は、30分で解くことが出来るとします。A君とB君の学習時間の違いは30分ですが、2人の計算の速度が今後も変わらなければ、小学校5・6年の2年間と中学校の3年間と高校の3年間ずっとその差が続くわけですから、膨大な時間を無駄にすることになります。

 さらに、B君と同じ時間がかかるC君が、60問を解いた時の正答率が50%であれば、それらを直すのに、さらに30分かかると仮定すると、C君はA君と同じ量の宿題をするために、A君の3倍の時間を費やさなければなりません。このことを分かりやすく示したのが、以下の図です。

計算の速さと勉強時間

 ですから、小学生の早い段階(小1〜4)で、計算が素早く出来るように頑張らせておくと、たとえ今は苦しくても、後々の勉強をとても楽にしてくれます。また、将来の自分の自由な時間を大量に増やすことにつながります。

 また、計算そのものを速くすること以外に、ノートの使い方でも勉強時間を短くすることが出来ます。

 これは女の子に多いのですが、問題を解くために書いた筆算を全て消している場合は、筆算を書き残すことで消しゴムを使っていた時間を大幅に削減出来ます。出来れば、間違っていた筆算なども消さずに、他の場所に解き直すと良いでしょう。そうすれば、時間を短縮出来るだけでなく、ミスの傾向をつかみやすくなります。

 筆算を全て消している子が、筆算を消すために費やす時間は、お母さん方の想像以上に大きな時間です。そのような悪いくせは低学年の内に直しておきたいところです。筆算を消すことは、ノートの使い方を間違えていると言ってもいいくらいですので、時間短縮のためだけではなく、しっかり書き残すようにさせて下さい。

 低学年の内に、計算を速く出来るようにすることと、ノートの使い方を正しくすることによって、勉強時間を短くして、残りの時間が有意義に使えるようにしてあげて下さい。

2007/06/03

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