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一石二鳥の音読


 以前は、それほど意識しなかったことなのに、後からその効果の大きさに気付いて積極的に取り組ませるようになったことに音読があります。

 我が家も、はじめの内は読む力を高めることを主目的に音読練習をはじめました。読む力を高めるために、音読はとても大切な学習だと思います。

 ところが、その音読練習用の本として、小3生の9月から偕成社の「ことわざものがたり」を採用したことで、音読の他の効果に気付きました。「ことわざものがたり」を選ぶ時点で、ことわざの学習にもなると考えていたことは確かですが、ケンちゃんの語彙力を増やすことに大きく貢献することが分かってきてからは、ケンちゃんの知識を増やしたい分野の本を、意図的に音読用として選ぶようになりました。

 ケンちゃんの学習日誌にもありますが、「こども語源じてん」や「世界がわかる子ども図鑑」が、その具体例です。これらを音読することによって、ケンちゃんが吸収する知識は、想像以上に多く、その効果は案外大きなものでした。

 高学年になってくると、音読本来の目的(読む力を高めること)に応じた効果は小さくなります。ですから、通常の御家庭では音読そのものをやめてしまうと思います。私も、この知識面の効果の大きさに気付かなければ、小5くらいからは音読を止めていたと思いますが、今では、知識習得のための音読という位置付けになっているので、少なくとも小学生の間は続けることになると思います。

 そして、この知識面の効果に気付いてしまうと、音読用の本の選定がかなり難しくなってきました。低学年の内は、本人が楽しめるものであることが重要だと思いますが、今では、いかに音読を活用して重要な知識を身に付けさせるかに選定のポイントが移っています。そうすると読ませたい本がいっぱいありすぎて、その選定に大いに迷います。

 時間に限りがありますので、ケンちゃんの弱点になりそうな分野を中心に音読させていきたいと思いますが、おそらく1冊ごとに悩むことになると思います。まあ、あまり欲張らず、また、目先の結果にこだわらず、ケンちゃんの成長に役立つ本を選んでいきたいと思います。

 皆さんのご家庭でも、お子さんが小学校の中学年になってきたら、音読を知識習得の手段と考えて取り組ませてもよいのではないでしょうか。せっかく身に付いた音読の習慣を、是非、活用して下さい。

2007/10/05

<<追記>>

 ケンちゃんの音読は、今では知識を習得する目的が全てになっているので、中2生の頃から黙読に変更しています。

2012/06/30

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