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中1・2生に「eテレ」の「エイエイGO」をオススメします。


 NHKの「eテレ」で毎日曜日の午後6:30から放送している「エイエイGO」を中1・2生の英語学習にオススメします。

 なぜ、オススメするのかというと、「エイエイGO」に出演し、監修もしている高山芳樹先生の指摘されている日本人の英語の弱点は、まさに日本人が優先的に克服すべきことであると思うからです。また、「エイエイGO」の内容は、その日本人の弱点を踏まえた素晴らしいレッスンになっています。

 日本人の英語には様々な弱点がありますが、高山先生はその多くを的確に指摘し、番組を楽しんでいる内に日本人に特有な弱点の修正が図られるような番組構成になっています。

 高山先生が注力している日本人の弱点の一つは発音に関することです。昔、アメリカの教育用のテレビ番組であるセサミストリートでやっていたフォニックスを活用した発音の仕組みの学習が「エイエイGO」でも取り入れられています。

 このフォニックスを利用した英単語の学習は、とても素晴らしいと思いますが、今まで日本の語学教育番組の中では、それほど使われていなかったと思います。その他にも、工夫した手袋でLとRの発音の時の舌の形の違いを説明するなど、日本人の発音を良くしたいと願う高山先生の工夫が随所に感じられます。

 また、日本人が苦手な語順に関することも、無理なく語順に対する理解が深まる内容になっていると感じます。特に素晴らしいのが、街角インタビューのような形式で、一般の方に英文を作成してもらい、日本人にありがちな間違いを正しい英文と対比させながら学習していくところです。

 番組の中では「ありがちミステーク」と呼んでおり、リズム感のある「あるある」というBGMとともに紹介されるのですが、まさに中学生の英語力のあるあると言ってよいと思います。でも、「エイエイGO」の中で多くの大人達が間違えるところを見ると、日本人の英語は中学英語あるあるのレベルで止まっているといえるかもしれません。

 他にもイントネーションを体操で身につける学習など、様々な工夫がなされているのですが、何といっても日本の英語教育に関する高山先生の一番の貢献は、多くの英語学習指導者が気付いているのか気付いていないのか分かりませんが、誰もメスを入れなかった日本人特有の弱点を浮き彫りにしたことです。

 「エイエイGO」の中では、たかが中学生レベルの英語指導ということで、おざなりの文法指導をするのではなく、英語学習初心者こそ、英語のしくみの本質を発音も含めて正しく学習すべきであるという高山先生の熱いメッセージが込められている気がします。

 つまり、ネイティブスピーカーではない日本人が、言語を自然に習得出来る臨界点を過ぎた中学生から英語を学習する以上、スポーツと同様に反復練習で感覚的に英語を身に付ける部分と文法に対する理解を深めて理論的に英語を身に付ける部分の両輪で学習していくことがベストであるということではないでしょうか。(高山先生、私の理解が間違っていたらご容赦ください^^;。)

 こちらのサイトを訪れていただいている小学生のお母さん方には、是非、この番組を録画しておいていただいて、お子さんが中1生になったら、学校進度と平行させる形でこの番組を見せてあげると良いのではないでしょうか。ただし、1度見ただけで充分な知識を身につけるのは難しいと思いますので、出来れば2度3度と繰り返し見せてあげることをオススメします。

 知識としては知る人が増えているとはいえ、まだまだその有用性を知らない人が多いアブクド読みとフォニックスの練習や、日本人が英語を話す上で障害となる子音の後ろに必ず母音をつけてしまう癖の矯正法など、現時点では「エイエイGO」でなければ身につけにくい英語力が多々あります。是非、一人でも多くの中学生が「エイエイGO」を利用してくれることを願っています。

2016/07/05


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